山口県の農業法人協会

　令和５年度山口県農業法人セミナーを１２月１８日、山口市のセントコア山口で開催し、山口県農業法人協会会員及び関係機関から３９人が参加しました。

　当日は、株式会社アウラ心理教育センター（岡山市）所長の本多公子氏から、「農業経営と従業員の共栄を目指した職場環境づくり」と題して講演が行われました。

　講演では、多くの農業法人の職場に入ってヒアリングを重ねてきた経験から、職場環境づくりのアドバイスをいただきました。特に、面談においては、人事考課や説教ではなく、従業員一人ひとりに対するあたたかな関心を持ち、仕事の結果と意欲への公正明確な評価につなげること、また、日々の見守りの中でその人の変化に素朴な疑問（観察）を抱くこと、こうしたことが組織への定着につながるというお話を、臨床心理士としての豊富な経験と実例に基づいて、わかりやすく説明されました。

　法人経営 者が職場で日々直面するテーマであり、従業員への接し方、ミーティングの進め方などについて、会場から積極的な質問がありました。

　講演の後には、日本政策金融公庫、ＪＡバンク山口（山口県信用農業協同組合連合会、農林中央金庫）、山口県農業会議から情報提供が行われました。